高齢者の薬剤適正化

多くのメリットがある、薬剤の適正化

高齢者においては比較的多くの薬が処方されていますが、薬剤の重複処方などによる薬物有害事象が懸念されています。
処方薬剤を見直し、適正化を図ることは高齢者ご本人にとっても安全性が高まることはもちろん、介護サービス事業所や医療現場などにおいても薬害リスクの低減や、コスト低減など大いにメリットがあります。

  • 薬物有害事象
    リスクの低減
  • 高齢者に対する
    安全・安心の提供
  • 薬剤コストの
    低減

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  • 重複投薬
  • ポリファーマシー
  • 残薬から定期処方へ
  • 長期処方時の適正使用
  • 後発医薬品の使用促進
  • 向精神薬の長期処方

これからは ポリファーマシー対策 が不可欠

Polypharmacy(ポリファーマシーとは)

「服用する薬の数が多い」ことが悪いのではなく、「害のある多剤服用」を見直し、「害のある」多剤服用や多剤併用における薬物有害事象を減らすことを目的とします。

薬物有害事象の削減に向けた
取り組みの必要性

〈 年齢階級別に見た調剤(処方箋受付)毎の薬剤種類数の分布 〉

年齢階級別に調剤(処方箋受付)毎の薬剤種類数の分布をみると、75歳から100歳にかけて年齢が高くなるほど種類数の多い割合が増加する傾向がみられる。

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高齢者の薬物療法を困難にする要因として、有効性のエビデンスが乏しい一方で薬物有害事象のリスクが高いことがあげられています。系統的レビューに基づいた「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」が日本老年医学会から、また医療現場でのポリファーマシー対策の指針として「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」、同各論編(療養環境別)が厚生労働省から発表されています。

平成30年度の介護報酬改定においても介護老人保健施設の管理医師による薬剤適正化とかかりつけ医との連携に関する評価算定が行われる事となりました。その中で多剤投与されている入所者の処方方針を介護老人保健施設の医師とかかりつけ医が事前に合意し、その処方方針に従っていわゆる減薬する仕組みについて、必要に応じて評価する事との方向性が示されています。

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「各薬剤の適用を再考してみることを勧める。特に、処方薬剤に優先順位をつけて、必要性の低いものを中止する努力が最も求められる。」

(日本老年医学会)

これからの高齢者薬剤管理

  • 高齢者介護施設における処方箋の電子化と電子薬歴管理の推進
  • 高齢者介護施設では、薬 剤師の配置が十分でなく、
    この不足を補うような情報 基盤の整備推進
  • 高齢者が在宅復帰する際に、かかりつけ医および
    かかりつけ薬剤師との連携を円滑化する情報基盤の整備推進

楽くすり

高齢者の薬剤適正化をもっと簡単に!もっと安全に実現できるよう、
医師、薬剤師をはじめ専門家の監修のもと、「楽くすり」が開発されました

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